【福武国語辞典】た行 > だっ
だって
【だって】

副助/接
【一】(副助)【1】特殊のように見える場合を例示し、それがなお他と同様である意を表す。「子供にだってわかることだ」【2】同類のうちのいくつかを列挙し、他もそれと同様であることを示す。「みみずだって、おけらだって、あめんぼだって、みんな生きている」「貧乏だって何だってかまうものか」【3】〔不定のことや最小限のことを示す語について〕全面的肯定や全面的否定を表す。「だれだってできる」「いつだって行けるさ」「一分だってむだにしない」【二】(接)自分の主張を正当であると抗弁するときに用いる。「もう歩けないよ。―朝食ぬきなんだもん」「気にすることはないよ。―君に責任はないんだから」【用法】「だって、だって」のように後続の部分をまったく欠いて、感動詞のように用いることがある。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705189190 |