【福武国語辞典】た行 > だ・
出す
【だ・す】

他五
【1】手もと・内などの範囲からものを外に移す。【ア】出発させる。「舟を―」「車を―」【イ】よそにやる。「使いを―」「子供を奉公に―」【ウ】送る。「手紙を―」【エ】提出する。「届けを―」【オ】与える。供する。「食事を―」「千円―」【カ】範囲・限度をこえる。「窓から手を―」「足を―(=予算以上に出費する)」【2】内にあるものや隠れているものを見えるようにする。【ア】外に現す。「口に―(=口外する)」「前面に―」「証拠を―」「喜びを顔に―」「意見を―」【イ】公表する。「本を―(=出版する)」「名前を―」【3】事柄や場合などに、以前とは違った新しいことを生じさせる。【ア】生じさせる。「入賞者を―」「火事を―」【イ】新たに加える。「速力を―」「注文を―」【4】〔動詞の連用形について〕上に接続する語の状態や動作がはっきりと始まるようすを表す。「泣き―」▽【4】はふつう仮名書き。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705186730 |