【福武国語辞典】さ行 > せん
川柳
【せんりゅう】

前句付けから独立した、五七五音形式の短詩。初代柄井川柳(からいせんりゆう)が前句付けの点者として有名になり、やがて川柳の名で呼ばれるに至った。季題や切れ字の束縛がなく、人事人情を、滑稽(こつけい)・うがち・軽みをもって描くことに生命があった。二世川柳以後、質的に沈滞していたが、明治後期から風俗詩・民衆詩として再生、現在に及んでいる。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705162150 |