【福武国語辞典】さ行 > せる
せる
【せる】

助動下一型
【1】使役を表す。だれかに命じて、ある動作をとるようにしむける。「子供にピアノを習わせる」「泣かせる話だ」【2】許容を表す。だれかがある動作をとることを、許可したり、そのままにしたりしておく。「好きなように遊ばせる」「勝手に行かせる」【3】ある動作が、不本意な結果であることを表す。「親を病気で死なせる」【4】〔助動詞「られる」とともに用いて〕高い尊敬を表す。「お席に着かせられた」{参考}【4】は文語的な表現。また、サ変動詞の未然形「さ」についた形の「させる」は一語として扱われることがある。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705155020 |