【福武国語辞典】さ行 > し・
知る
【し・る】
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他五
【1】ものの意味・内容・価値などを理解する。見分ける。さとる。「病気になって初めて健康のありがたさを―」「敵を―・りおのれを―」「自分の欠点を―ことが大切だ」【2】ものの存在・ありさまなどを心でとらえる。気づく。認識する。「今朝の地震は―・らなかった」「そんなことをして恥を―・れ」「信州なら夏でも暑さ―・らずだ」【3】〔多くは「しっている」の形で〕知識として持つ。記憶する。「おじいさんは昔のことをよく―・っている」「内部事情をよく―者の犯行だ」【4】人と知り合いである。「彼女を子供のころから―・っている」【5】経験する。「戦争を―・らない子供たち」【6】かかわりを持つ。関知する。「言うことを聞かないなら、もう―・りませんよ」「きみの―・ったことではない」【用法】【6】は、おもに否定的な意味で用いられる。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705121150 |