【福武国語辞典】さ行 > じど
児童文学
【じどうぶんがく】

子供に読ませる、または読み聞かせるために書いた文学。{参考}近代では、明治二十四年(一八九一)巌谷小波(いわやさざなみ)の「こがね丸」を先駆とし、文壇の作家たちの創作、外国作品の翻訳がされた。大正に入り、鈴木三重吉(すずきみえきち)が「赤い鳥」誌を創刊、一挙に花開いた。昭和にかけて浜田広介(はまだひろすけ)「ひろすけ童話」・小川未明(おがわみめい)「赤い蝋燭(ろうそく)と人魚」・坪田譲治(つぼたじようじ)「風の中の子供」などが書かれた。このほか、新見南吉(にいみなんきち)・宮沢賢治(みやざわけんじ)・佐藤紅緑(さとうこうろく)らの活躍もあった。↓童謡
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705082140 |