【福武国語辞典】か行 > こち
壷中の天地
【こちゅうのてんち】

俗界とかけ離れた別天地。別世界。桃源郷。「―に遊ぶ」{参考}後漢の費長房が、市中の薬売りの老人が商売を終えると店先に掛けてあった壷(つぼ)の中に飛び込むのを見て、頼んで壷の中に入れてもらうと、中にはりっぱな建物があり、美酒嘉肴(かこう)が並んでいたので、いっしょに飲んで出てきたという故事による。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705038570 |