【福武国語辞典】か行 > ごう
合巻
【ごうかん】

江戸時代後期、草双紙の数巻分を一冊に製本したもの。黄表紙(きびようし)の長編化にともなった現象。内容が挿絵中心の絵草紙であることは赤本・青本・黄表紙などと同じ。文政(ぶんせい)(一八一八~三〇)ごろを最盛期とし、明治初年まで行われた。柳亭種彦(りゆうてい)(たねひこ)「偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)」など。↓黄表紙
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705020530 |