【福武国語辞典】か行 > くる
来る
【くる】

自カ変/補動カ変
【一】(自カ変)【1】空間的に近づく。{対}行く 【ア】自分のほうに近づく。「客が―」「手紙が―」【イ】近づいてそこに至る。「いつかきた町」【2】時間的に近づく。季節・時間・順番などが近づく。その時になる。「春がきた」「出発の日がきた」【3】ある状態になる。「疲れが―」「頭に―」「ぴんと―」【4】〔多く「から―」の形で〕あることが原因で起こる。由来する。「信念から―行動力」「不注意から―事故」【5】〔「と―」の形で〕その物事を取り立てていう表現。「その映画ときたらまったくつまらない」「スポーツの話と―と黙っていられない」【二】(補動カ変)〔動詞の連用形+「て」について〕【1】その動作をすませてもどる。「ちょっと行って―」【2】その動作・作用がひきつづいて今に及ぶことを表す。「ずっといっしょに暮らしてきた」【3】ある状態に変化する。「だんだんやせて―」▽【二】はふつう仮名書き。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704998140 |