【福武国語辞典】か行 > きろ
記録文学
【きろくぶんがく】

事実そのものの重みによって衝撃と感動を与える文学。狭義にはルポルタージュ、広義には日記・紀行・現地報告・伝記・体験記・探検記・観察記録まで含めていう。レマルクの「西部戦線(せいぶせんせん)異常なし」、細井和喜蔵(ほそいわきぞう)「女工哀史(じよこうあいし)」、永井荷風(ながいかふう)「断腸亭日乗(だんちようていにちじよう)」、大岡昇平(おおおかしようへい)「俘虜記(ふりよき)」、広津和郎(ひろつかずお)「松川裁判」など。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 704984600 |