トリッパの煮込み
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【イタリアン手帳】 肉料理 >
イタリアのモツ料理。日本ではハチノスと呼ばれる牛の第2胃袋をトマトソースで煮込む、ローマやフィレンツェなどの伝統料理だ。昔は貧しい庶民の料理だったもので、見かけは少々グロテスクだが、臓物ならではの独特の食感と味わいがある。ただし下処理が肝心。丹念に下し た茹ゆでして臭みを取り除いてから、セロリやタマネギなどの香味野菜とトマト、香草などを加え、時間をかけてことこと煮込んでいく。
豆類fagioli(ファジョーリ)(単数形はfagiolo(ファジョーロ))を一緒に煮込むと、Trippa con fagioli(トリッパコンファジョーリ)に。豆とトリッパは相性がよく、温もりあふれる一品となる。名称は前置詞con(=withコン)で一緒に煮込むものをつなぐ形が一般的。ミントを入れるローマ風トリッパTrippa alla romana(トリッパアッラロマーナ)、パルミジャーノを入れるフィレンツェ風トリッパTrippa alla fiorentina(トリッパアッラフィオレンティーナ)などもある。
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【この辞典の書籍版説明】
「イタリアン手帳」岸 朝子 |
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イタリアンレストランでメニューを見るときやイタリア料理のレシピを読むとき、とにかく1冊手元にあれば困らない手帳型イタリア料理図鑑。 |
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