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つぶがい
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すし手帳 >

ごつごつと肩肘の張った堅い殻は、太い武骨な紡錘形。その殻にこれだけ繊細な身が隠れているのは、まさに海のシンデレラ=灰かむり姫といったところ。函館や札幌の街角で、丸ごとあるいは身だけを串に刺して醤油で焼く「つぶ焼き」の匂いに、鼻をひくひくさせたことのある人も多いだろう
噛むさえ楽しいこりこりの身はうっすら甘く、やがてかすかな磯の香りが鼻孔をかすめて逃げてゆく。野卑なところは微塵もなく、さすが「姫」の名に恥じない。ちなみに「つぶ」と称される巻貝は多く、つぶ焼きにはいろいろな種類が使われているようだ
画像


東京書籍
「すし手帳」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

きす(酢〆)  すみいか  むつ  

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ISBN: 978-4487802371