おこぜ
【】
【すし手帳】 白身など >
「きれいなバラには棘がある」というけれど、オニオコゼときたらキレイどころかこの悪相なのに棘だらけ。背びれの棘には猛毒まで持っている。でもひと口食べれば、そんな防御態勢のナゾも氷解。奇怪な姿に秘められた、類いまれな美肉をガードしているのだ。
まるで十二単衣の裳裾を引いているかのような、半透明の身の優美さ。身はやわらかくそっと歯にまとわって、さらっとした甘さとほんのわずかな潮っ気が舌にしみる。
美しい握り姿と身の繊細さを同時に味わうには、生醤油よりもやはりぽん酢が向いている。
画像
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「すし手帳」坂本一男 |
|
お寿司屋さんに入る前に,旬のネタ,通のネタを完全予習! 握りの写真,素材の魚についての解説,薀蓄,旬,姿写真,主産地,英語名など,すし通のための完璧なデータがつまった革装手帳。 |
|
出版社:
すし手帳[link] |