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中元
【ちゅうげん】

暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 文月

 虚礼廃止がいわれながら、いっこうにすたれないのは年末のお歳暮と七月のお中元。では、七月の贈答をなぜ中元というのだろうか。
 中国には陰陽二元論とは別に、古くから三元思想というものがある。天地人松竹梅マージャンの白・発・中なども、三元思想の表われである。もともと三元とは暦の時間単位である年・月・日の初めを意味し(元年、元日の語源)、のちに一月、七月、一〇月の一五日を、それぞれ上元・中元・下元、あわせて三元と呼ぶようになった。贈答のお中元は、この七月一五日の中元に由来する。したがって、七月一五日すぎの贈答品の熨斗紙に、お中元と記すのはおかしいことになる。


日本実業出版社
「暦の雑学事典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

臘月  早生・中稲・晩稲  曜日の順番  

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【この辞典の書籍版説明】

「暦の雑学事典」吉岡 安之

-知っているとちょっと楽しい知識を満載!ミレニアムの意外な秘密がわかる。暦の歴史をたどり、ルーツを探る。いまに生きる旧暦の数々がわかる。さまざまな時計の歴史と科学を紹介。身近な暦の話題から歳時記まで暦の蘊蓄が盛りだくさん。

出版社: 暦の雑学事典[link]
編集: 吉岡 安之
価格:1404
収録数: 198221
サイズ: 18x13x1.8cm
発売日: 1999年12月
ISBN: 978-4534030214