data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

陸上競技
【りくじょうきょうぎ】

雑学大全2趣味 > スポーツ

公式の競技会で、初めて一秒未満の記録が計られたのは一八二二年、フランスでの馬術大会でのことだ。このとき使用されたのが、パリの時計店「リューセック」が発明したストップウォッチであるが、機械式だったために精度は悪く、五分の一秒くらいが限界だったといわれている。それ後、一八九一年におこなわれたアメリカのセントルイスでの競技会で、電気時計により一〇分の一秒まで計られた。一〇〇分の一秒が最初に計られたのは、東京大学運動会で電気時計が使用された一九〇四(明治三七)年のことである。さて、オリンピックで電気時計が採用されたのは、遅れて一九三二年のロサンゼルス大会であるが、陸上競技において実際に一〇分の一秒まで表示されたのは、一九六八年のメキシコ大会からだ。アメリカのハインズが一〇〇メートルを九秒九で走り抜けて優勝している。意外にも一〇〇分の一秒までの表示を最初に採用したのは、陸上以外の競技である。一九六〇年ローマ大会でのボート競技、ついで一九六四年の冬季インスブルック大会でのスキー大回転などがある。陸上競技において一〇〇分の一秒まで採用されたのは、一九七二年のミュンヘン大会が最初で、ソ連のワレリー・ボルゾフが一〇〇メートル走で一〇秒一四を記録し、金メダルをとっている。その後、一〇〇〇分の一秒まで表示されるようになったのだが、これではあまりに酷だというので、以後は二ケタまでの表示で同着が認められている。というのも、一九七二年のミュンヘン大会での男子水泳個人メドレーで、一位、二位、三位が四分三一秒九八の同タイムゴールしたときがあった。一〇〇〇分の一秒で計った場合、一位は四分三一秒九八一、二位は四分三一秒九八三だった。この〇・〇〇二秒の差はわずか三・三ミリの差でしかないのだ。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。

【辞典内Top3】

火元責任者  エレファンツ・ブレス  上総・下総  

【関連コンテンツ】

広告を表示できません。

【この辞典の個別アプリ】

雑学大全2

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。

出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305