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【やま】

雑学大全2地理 > 場所

日本一標高が高い山というのは、日本人で知らない人はいない。では、日本一低い山は知っているだろうか。その山は標高わずか四・五メートル。国土地理院発行の地図にもちゃんと載っている。この山は、大阪港を望む天保山で、実は江戸時代に川底を掘る工事で出た土砂を盛り上げてつくった人工の山である。もともとは、一八三一(天保二)年に、安治川河口にたまった土砂を利用して、大阪港のシンボルとして、船からも目印になるようにとつくられ、一時期は目印山とも呼ばれていたという。当時は、約二〇メートルほどあったのだそうだが、長年による地盤沈下や侵食でとうとういまの高さになってしまったという。大阪歴史博物館には、当時の大阪港の模様などを描いた絵があり、それには高さ一〇間(約二〇メートル)、周囲が一〇〇間(約二〇〇メートル)の山の姿が描かれている。あまりの低さに、いったんは山として地図には掲載されなくなったが、地元の自治体の努力で、再度、日本一の低い山として掲載されるようになった。ちなみに、「天然」の山の最も低い山はというと、徳島県にある弁天山の六・一メートル。本来は、こちらのほうが日本一の低い山としてふさわしいだろう


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

火元責任者  手のひらを太陽に  ヘノカッパ  

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雑学大全2

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【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

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出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305