ヘノカッパ
【へのかっぱ】
【雑学大全2】 生活 > コトバ
「ヘノカッパ」(屁の河童)は、「カッパノヘ」ともいうのだが、これはもともと「木っ端の火」という言葉から出たといわれている。木っ端は簡単に火がつき、すぐ燃え尽きることから、たわいもないもののたとえになった。一方、屁も「屁理屈」、「屁とも思わぬ」などつまらぬもののたとえとされている。そこで、「木っ端の火」が「河童の屁」「屁の河童」と転じ、「物事がたわいもなく簡単にできてしまうこと」を「カッパノヘ」、「ヘノカッパ」というようになったと考えられる。だからどちらも正しいのである。ちなみに、似たような言葉で「朝飯前」や「お茶の子サイサイ」というものがある。「朝飯前」というのは「朝飯を食べていない空きっ腹でも簡単にできる」というものだが、土地によって朝食のことを「茶の子」というところがある。「茶の子」に「お」がついて、あとから調子がよい「サイサイ」がついただけで、「お茶の子コサイサイ」も同様の意味である。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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