不動産広告
【ふどうさんこうこく】
【雑学大全2】 生活 > 知恵
アパートやマンションなどの不動産広告には、よく「駅から徒歩○○分」と表示されている。「駅から××メートル」ではなく、所要時間で表示されることが多いが、これは、不動産広告の距離表示には「八〇メートルを一分とする」という規定があるからだという。これは、不当表示を規制するために設けられた規約で定められたもので、八〇メートルを一分として距離を計算し、端数距離は切り上げて表示することになっている。つまり、八二メートルの場合は、端数はわずか二メートルだが、「徒歩二分」と表示しなければならないようだ。逆に、一五八メートルでも「徒歩二分」である。だが、歩く速度は人によって違う。先の計算方法によると、一分で八〇メートルだから、時速四・八キロである。これは、かなり足の速い人の歩く速度だろう。そのため、広告を鵜呑みにせず、距離に換算して部屋探しをしたほうが賢明だろう。また、「駅に近し」「学校に近し」などの表示については法的規制がない。不動産の折込チラシの宣伝文句は、販売目的にやや誇張気味なこともあるので、実際に駅や学校まで歩いてみないことには、紙面だけでは判断できないこともある。これも、自分で下調べをして確かめてみるのが賢明であろう。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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