低血圧
【ていけつあつ】
【雑学大全2】 生活 > 健康
「低血圧なんで、朝が弱くて……」。本当に朝寝坊と血圧は関係があるのだろうか。「目覚め」は、脳下垂体の命令で数種類の副腎皮質ホルモンが分泌されることで起こっている。たとえばアドレナリンが心臓を強く動かしたり、ノルアドレナリンが動脈を収縮させたりするなど、脳下垂体から分泌されるホルモンが内臓に働きかけているのだ。このホルモンのバランスが崩れている人ほど目覚めは悪くなる傾向はあるが、低血圧とは直接結びつかない。低血圧の人は血の循環が悪いため、一般的にホルモンの働きも悪い傾向があるが、関連性を示す決定的なデータはないのが現状だ。つまり両者にはっきりした因果関係はないというのが本当のところなのだ。いわゆる朝型タイプ、夜型タイプというのも血圧にはあまり関係がなく、低血圧の人のほうが若干夜型タイプが多いという程度のことらしい。血圧が低くても、きちんと毎朝起きている人も大勢いるし、血圧が高いけれども朝起きるのは苦手という人ももちろんいるのだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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