ツナ缶
【つなかん】
【雑学大全2】 生活 > 食べ物
サラダのつけ合わせやつまみなどによく使う缶詰のマグロのことを「ツナ」ともいうし「シーチキン」ともいう。この違いはどこにあるのだろうか。「ツナ」は英語で「tuna」、意味は「マグロ」である。したがって「ツナ缶」といえば、その名の通り「マグロ缶」ということだ。ツナ缶にはおよそ二種類あって、キハダマグロやメバチマグロが原料で、加工すると淡い黄色の肉が特徴の「ライトミートツナ」と、白身が特徴のビンナガマグロが原料となっている「ホワイトミートツナ」に分けられる。さて、「シーチキン」であるが、こちらは日本語である。しかも商標登録された商品名である。登録したのは、はごろもフーズで、この会社のマグロ缶を本来「シーチキン」と呼ぶのである。シーチキンと名づけられる前は、「マグロ油漬け缶詰」といったが、油ではガソリンを連想するということで、一九五八(昭和三三)年にシーチキンという名前が付けられたのだ。はじめはなかなかヒットしなかったらしいが、一九六七(昭和四二)年にテレビコマーシャルを開始して、ようやくヒット商品となったという。今では食卓には欠かせない、また便利な保存食品の一つとなり、「ツナ」も「シーチキン」も日本ではほぼ同義で使われるようになっている。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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