だらしない
【だらしない】
【雑学大全2】 生活 > コトバ
きちんとしていない、しまりがないという意味で使われる「だらしない」という言葉。実は「しだらない」がひっくり返ってできた言葉だといわれている。「しだら」とは、サンスクリット語の修多羅(スートラ)の音が転じたもので、物を貫く「経(たていと)」の意。経がなければバラバラになってしまうわけで、秩序や規律の意味になった。きちんとしていない状態とは秩序正しいことが「ない」ということだから、「しだら」が「ない」、つまり「しだらない」というわけだ。では、どうして「しだらない」が「だらしない」に変わったのか。ひっくり返したの江戸っ子である。江戸っ子の洒落意識もあって、ビイドロをドロビイ、工面をメンク、上野をノガミ、新橋をバシンなど、いまの芸能界などのギョーカイ用語よろしく倒置風にしていう風習があったらしい。つまり、「だらしない」は江戸っ子の言葉遊びが生んだ言葉なのだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「雑学大全2」東京雑学研究会 |
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浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。 |
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