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消しゴム
【けしごむ】

雑学大全2生活 > モノ

懐かしい話かもしれないが、カバーをはずしてしまった消しゴムをしばらくプラスチック製の筆箱に入れておくと、べったりとくっついてしまった経験は誰しも一度くらいあるもの。筆箱でなくても、下敷や鉛筆の塗料にくっついてしまうことがあるが、なぜだろうか。これは消しゴムの製造過程で使われる、プラスチックをやわらかくするための可塑剤が原因であるプラスチック製品と、この可塑剤を使った消しゴムが接触すると消しゴムのなかに含まれている可塑剤が溶け出し、接触しているプラスチックに入り込んでしまうのである。では、べたつかないようにするためには、どうしたらいいかというと、ここで登場するのがあの紙のケースである。使いはじめてしばらくすると結構ぼろぼろになってしまうのでついついはがしてしまうのだが、これが禁物。いまのところ、消しゴムプラスチック製品がくっつかないようにする最も有効な手段が、あの紙カバーなのである。紙では弱くて破けてしまいがちなので、それ以外の何かでカバーしようとすると消しゴムが小さくなってきたときに使いにくい。結局のところ、小さくなってきたときには合わせて切ってしまえばいい紙のカバーが最も実用的で、コスト的にも問題がなく、消しゴムプラスチックのくっつきを防いでくれるというわけだ。何の気なしに思っている紙カバー、実はたいへん重要な役割を担った消しゴムの「部品」なのである


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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【この辞典の書籍版説明】

「雑学大全2」東京雑学研究会

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出版社: 雑学大全2[link]
編集: 東京雑学研究会
価格:2160
収録数: 1000728
サイズ: 25.6x18.4x3.6cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305