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アンデスメロン
【あんですめろん】

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マスクメロンと同じように、表面に網目のある青肉系のメロンであるアンデスメロン」。その名の由来はというと、きっとアンデス地方の原産だろうと憶測したくなるが、実はアンデス地方とは縁もゆかりもない。メロンの原産は北アフリカである。それなのになぜ、「アンデス」の名を冠しているのかというと、この「アンデス」はアンデスでも、「アンシンデス(安心です)」の略語なのである。本当は「アンシンデスメロン」という名で売り出す予定だったのだが、センスがないという意見があり、ここはカッコよく(?)「アンデス」という短縮形としてネーミングしたというわけだ。アンデスメロンがお目見えしたのは一九七七(昭和五二)年、株式会社サカタのタネが品種改良の末、開発した。親株の一方はマスクメロンだが、もう片方の親株については公表されていない。マスクメロンのような味わいのわりには価格が手頃とあって、メロンのなかでも人気が高い。それにしても、開発当時は、いまのように栽培の安全性がクローズアップされてはいなかった。にもかかわらず、「安心」をわざわざ強調したのはどうしてだろうアンデスメロンの「安心」とは、消費者が食べて「安心です」という意味なのはもちろん、農家がつくるのにも「安心」で、八百屋さんが売るのにも「安心」との意味だそうだアンデスメロンは害虫がつきにくく栽培しやすい品種なので、農家にとってはつくるのが「安心」。病気をしにくいから、消費者は食べて「安心」。そして八百屋さんにとっては、人気のメロンでよく売れるので、商売の上でも「安心」といったところだろうか。


東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487801305