荒城の月[但馬屋老舗本店]
【こうじょうのつき】
【全国五つ星の手土産】 九州・沖縄 > 大分県
かつての岡藩の城下町竹田に文化元年(1804)創業し、藩の御用菓子司として重用されてきた、大分県内でも最も古い和菓子の店。初代は煉り羊羹で有名な京都駿河屋で修業。但馬国(現在の兵庫県)の生まれだったことから但馬屋を名乗り、現在六代目を数える。
煉り羊羹をはじめ十代藩主が奈良の銘菓を模して作らせた三笠野、竜雲模様の美しい蒸し羊羹など、創業以来の味を大切にする一方で、創業170年記念に創製した岡の雪など新しい菓子も、格調の高さを保って味わい深い。そんな中で竹田銘菓として人気が高いのが、荒城の月。真っ白ですべらかな肌とやわらかな黄身餡が、まさに月を思わせる小ぶりの和菓子だ。かつての献上菓子で、当初の名称は「夜越の月」。その後、昭和初期に滝廉太郎が岡城跡で作曲した「荒城の月」にちなんで改名した。添加物を加えず、質朴でありながら品のある味わいだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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