金蝶園饅頭[金蝶園総本家]
【きんちょうえんまんじゅう】
【全国五つ星の手土産】 東海 > 岐阜県
十万石の城下町として栄えた大垣で、安政2年(1855)に生まれた金蝶園饅頭。現在では数社が製造を手がける大垣名物だが、寛政10年(1798)創業の金蝶園総本家は、この饅頭を伝える老舗中の老舗である。地下水を使って何度もさらしてできる薄墨色の餡を、薄皮でくるんだ上品な饅頭で、名物と呼ばれるゆえんは、ほんのりとした酒の香りと餡の甘さが絶妙なバランスを保つ独特な味わいにある。その皮は、米麹を発酵させた酒元と呼ぶ種に小麦粉を加えたもの。3回の発酵を経て作り上げる手間のかかる一品だ。
同店では、4月下旬~9月発売の水まんじゅうも好評。店頭の水槽で冷やされる様は大垣の夏の風物詩だ。このほか秋の栗きんとん、冬~春のいちご餅など季節限定の銘菓もある。大垣は、芭蕉の奥の細道の結びの地。これにちなむ郷土銘菓、芭蕉餅も人気が高い。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |