栗鹿ノ子[小布施堂]
【くりかのこ】
【全国五つ星の手土産】 北陸・甲信越 > 長野県
14世紀の室町時代に栗の栽培が始まった小布施は、江戸時代には幕府へ献上されるほど良質な栗の産地として知られた。そして、これら最上の栗を使った栗菓子が生まれる。その伝統を伝え、魅力的な栗菓子を次々と世に送り出しているのが小布施堂である。
同店は、江戸時代の豪商で、葛飾北斎など多くの文人墨客と親交の深かった高井鴻山の末裔という名家・市村家が、明治30年代(1897~1906)に創業。代表銘菓栗鹿ノ子は、栗だけで練った栗餡に大粒の栗が入った栗きんとん。餡、栗ともに黄金色ともいえる輝きを持ち、味わいは豊潤そのもの。素材の良さが伝わる一品だ。このほか、大粒の栗が丸ごと入った栗鹿ノ子羊羹、栗粒をちりばめた栗餡入りの栗最中、栗蜜と赤エンドウを練り混ぜた小布施楽雁など多彩。取り寄せはできないが、月替わりの生栗菓子も名品の誉れが高い。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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