純栗ようかん[桜井甘精堂]
【じゅんくりようかん】
【全国五つ星の手土産】 北陸・甲信越 > 長野県
強酸性の適地で味のよい小布施産の栗は、紀州のミカン、甲州のブドウとともに三大名菓として江戸でも知られていた。この栗を原料として栗落雁を創製したのが桜井幾右衛門で、小布施栗菓子の始まりである。加賀前田侯は参勤交代で当地を通って江戸に上られる際、諸方へのおみやげにいつも栗落雁をお持ちになったという。後に京都の伏見宮家からの御用も受けるようになった。
続いて幾右衛門の弟で桜井甘精堂の初代・桜井武右衛門が栗ようかんを創製。一般の栗粒入り小豆羊羹とは異なり、純栗あんを寒天で練り固めるという、風土性に富んだ逸品であった。以来今日まで七代を数え、平成20年には創業200年を迎えた。五代目が創製した純栗かの子も栗あんに栗粒を練り合わせたもので、純栗ようかんと同じく一切の添加物を排して栗のみで作られている点に大きな特色がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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