黒かりんとう[新宿中村屋本店]
【くろかりんとう】
【全国五つ星の手土産】 関東 > 東京都
平安時代、遣唐使が持って帰った唐菓子が、かりんとうの起源と伝える。天保年間(1830~44)には江戸深川六間堀の山口屋吉兵衛が売り出して、爆発的な人気を博したという。
当店がかりんとうの販売を始めたのは大正時代後期。小麦粉を練った生地を油で揚げて黒砂糖をまぶしただけの、固くて油っぽい従来の品に比べ、中村屋のかりんとうはやわらかく、しかもさくさくの歯ごたえが評判を呼んで、看板商品の一つとして定着した。沖縄・宮古島産黒砂糖のコクと風味を生かした黒かりんとう、ミルクとチーズがしっくり合った貴甘坊と、2種のかりんとうが当時の味を引き継いでいる。
中村屋のもう一つの金看板といえば、インド独立運動の志士ラス・ビハリ・ボース直伝の純インド式カリー。伝統の技術を生かしたその缶入りやレトルト製品にも、多くのファンがついている。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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