玉羊羹[御菓子師 玉嶋屋]
【たまようかん】
【全国五つ星の手土産】 北海道・東北 > 福島県
二本松藩の御用菓子司として、江戸時代から羊羹を製造・販売し、二本松藩主をはじめ全国の諸大名に愛されてきた老舗。参勤交代の折には徳川幕府に献上されたとも伝えられる。名物の玉羊羹は、戦前に軍用として、いつまでも美味しい羊羹を食べられるようにと考案されたもので、ゴムに羊羹を封入することで1カ月以上の日持ちが可能となった。薄皮を楊枝で刺してむいて食べる面白さと、小豆の風味が生きた優しい甘さが評判となり、看板商品として不動の人気を誇っている。
変わらぬ味を支えているのは、昔ながらの手作りの製法。樹齢23年の楢の薪を焚いて火加減を見ながら餡と羊羹を練り、創業200年来の味を頑固に守り通しているのだ。「薪を使わないと本来の味が出ない」とは社長の和田雅孝さんの弁。本煉羊羹、志保閑満、浮草など、伝統の技が生きる品々も充実している。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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出版社:
全国五つ星の手土産[link] |