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呉竹最中[小松屋]
【くれたけもなか】

全国五つ星の手土産北海道・東北 > 山形県

かつて北前船の寄港地として栄えた日本海の港町・酒田。天保3年(1832)に創業した小松屋は、独特な青海苔入りの和菓子で知られる名店だ。日本海の荒波にもまれた青海苔は磯の香り豊か。それを白餡に練り込み、翡翠色の独特な餡を生み出した。呉竹最中は、この餡を竹の節を模した皮に挟んだ上品な最中。口に入れた瞬間、なんの風味だろうと一瞬戸惑うが、やがて納得。ほのかな青海苔の香りは嫌みがなくて清々しく、甘みは強いがさらりとした餡に上品なアクセントを与えている。ぱりっと香ばしい皮との相性もいい。
同様に、白インゲンに青海苔をたっぷり練り込んだ呉竹羊羹も、磯の香が漂い、ねっとりとして濃い緑色が特徴。正岡子規に「青幽なる色調、気品のある風味類なし」と絶賛されたという逸話が残る。竹久夢二の文章の一説にも登場し、まさに深い歴史を感じさせる一品だ。


東京書籍
「全国五つ星の手土産」
JLogosID : 14820744


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全国五つ星の手土産

岸朝子監修。全国の土産銘菓を、伝統・味・地元定着度・地元推奨度・全国的知名度などの観点から厳選して368品を紹介。

【この辞典の書籍版説明】

「5つ星の手土産」岸 朝子/選

料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。

出版社: 全国五つ星の手土産[link]
編集: 岸 朝子/選
価格:3024
収録数: 368選832
サイズ: 19.6×12.4×4cm
発売日: 2008年8月
ISBN: 978-4487801350