九重[九重本舗玉澤]
【ここのえ】
【全国五つ星の手土産】 北海道・東北 > 宮城県
近江の国の玉澤伝蔵が延宝3年(1675)、仙台藩主の招きで御用菓子司として開業。代表銘菓の九重は、明治34年(1901)、明治天皇行幸の際に創製中の菓子を献上し、お供の東久世道禧より、「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな」という万葉歌にちなんで名前を賜ったのが始まり。もち米と砂糖で作られた、さらさらした粒の小さい丸いあられで、一般のあられと違い、飲み物としていただくところが独特。湯を注ぐと粒が次々に浮き上がってくるのが楽しい。ぶどう、ゆず、ひき茶の3種類あり、夏には冷水で飲むのもよい。
また、10月~4月の季節限定商品の霜ばしらは他に類を見ない銘菓。飴に空気を含ませるように何度も重ねては伸ばし、白い絹糸を束ねたようになったらひと口大に切り分ける。見た目も感触もまさに霜ばしらを思わせる、熟練の職人技が光る逸品だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「5つ星の手土産」岸 朝子/選 |
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料理記者歴50年の岸朝子が全国津々浦々の土産銘菓を,伝統,味,地元定着度,地元推奨度,全国的知名度などの観点から厳選して紹介する,まさに日本国民必携の永久保存版手みやげ大全。 |
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