吟八亭やざ和
【ぎんぱちていやざわ】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 葛飾区
店主・矢澤登志和さんの生まれは昭和18年8月8日。奥さんとの年の差は8つ。ウエストは88㎝。メニューは8枚つづり。店内に飾るこけしの数も8つ。8を漢数字に直すと八になり、次第に栄えていく末広がりになることから、とにかく8が大好きだという。だが、建物は4階建てで、2階がそば処だ。
そばも、もちろん二八で打つ。なかでも福島県山都の農家から直送される玄そばを手で挽く田舎せいろが矢澤さんの自信作。黒みがかった澄んだ色のそばには星(皮の黒い点々)がバランスよく散り、細めだが、そばの風味も香りも抜群によい。しっかりとした歯応えもあり、そば通たちからは挙って高い評価をつけられている。手挽きとあって一日20食の限定。
店内のつくりも矢澤さんのこだわりが表れている。テーブルは300年を経た無垢のケヤキ、壁にもケヤキを使い、品書は屋久杉の板に。1階から2階へ続く階段脇のそば殻を混ぜた白壁は、矢澤さんが自ら塗ったものだ。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |