手打そば 田奈部
【てうちそば たなべ】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 文京区
「コンピュータグラフィックスの製作者を夢見ていました」と、店主の田名部康介さん。だが、ある日、広島の「そば処達磨」で食べたせいろに衝撃を受け、この道に進むことを決意したという。「形は似ていても、今まで食べてきたそばとは別物だと、とにかく驚きました」。自分も、そんなそばをつくってみたいと、品川の「翁」を皮切りに約4年間、そば打ちの修業に励み、平成17年11月、28歳の若さで念願のそば屋を開業した。
そばは季節によって仕入れを変え、秋から夏は茨城や福島産、冬は北海道や青森産を自家製粉して手打ちにする。打ちたて、茹でたてが心情で、そばにもつゆにも躍動感がある。
店主の実家はフランス料理店。その影響で幼少の頃から食に対するこだわりが培われたという。焼き味噌やそばがきといった軽いつまみから、季節の素材を生かしたオリジナル料理まで手掛け、盛り付けも鮮やか。店内は格子を巧みに用い、ワラを混ぜた黄土色の塗り壁など江戸をイメージしているという。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
|
並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
|
出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |