永田町 黒澤
【ながたちょう くろさわ】
【東京-五つ星の蕎麦】 都内の名店88軒 > 千代田区
首相官邸のすぐそばにある元料亭を利用した食事処。店内は特別室4部屋、個室6部屋、テーブル9卓のメインダイニング、そして30名は入れるそば席からなり、特にそば席は黒澤明監督の映画『用心棒』に登場する居酒屋を彷彿とさせる建物。これは黒澤組の美術スタッフが、映画さながらに内外装を再現したもので、時代劇の一シーンに迷い込んだかのような臨場感あふれるつくり。ほかの部屋も風趣と気品に満ちている。
そばは、山梨の名店「翁」で腕を磨いた職人が、北海道や栃木産などの玄そばを石臼で自家製粉し、それをブレンドして手打ちにする二八。常に打ちたてをと、3人で一日14回前後もそばを打つ。つゆは削りたての本節でダシをとったやや辛口だ。
料理は監督が肉好きだったことから肉料理が中心で、素材は鹿児島から直送される黒牛、黒豚、薩摩軍鶏を使用。メニューは監督の娘・和子さんのレシピによる黒澤家で食べられていたものが多い。焼き味噌など、そば屋の定番もある。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京 五つ星の蕎麦」見田盛夫/選 |
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並木藪蕎麦、巴町砂場、神田まつやなど伝統の技が味わえる名代の老舗から、進化し洗練された蕎麦でたちまち有名となった新鋭店まで、都内と近県の118の名店を料理批評家・見田盛夫が厳選。蕎麦の基礎知識や全国の名店217軒の情報も付いた、蕎麦好きのバイブル。 |
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出版社:
東京-五つ星の蕎麦[link] |