原始炭焼 陸蒸気
【げんしすみやき おかじょうき】
【東京五つ星の魚料理】 和食処・魚介居酒屋 > 中野区
宮城県白石市の古民家6軒分の古材を利用して建てた店舗は、黒光りする極太の梁や柱、手斧削りがみごとな幅広の階段など、砦とでもいいたいくらいの骨太・堅固な造りに驚かされる。炭火の巨大な炉を据えた1階のカウンター席に座れば、頬は熱く強火の遠火で焼かれる数々の魚介が香ばしく、これはもうひたすら食べて飲むしかない。
オーナーの三ッ谷慶一さんは、青森県鰺ヶ沢の漁師の家の出身。町には漁師と農家が物々交換のために集まる茶屋と呼ばれる建物があって、中央の囲炉裏ではいつも炭をガンガン熾していた。1階の客席はこの茶屋を、3階までの店全体は網元の家をイメージしたデザインという。
漁家育ちの目で選んだ魚介を炭火の遠赤外線で焼くのだから、客が集まらぬはずはない。ランチはすぐに完売、夜も早い時間から魚好きの客で満杯だ。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の魚料理」岸 朝子/選 |
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寿司をはじめ、ふぐ・あんこう・まぐろ・あゆ・くえ・かになどの各専門店,日本各地の旬の地魚を味わえる郷土料理の店など、東京の魚料理の老舗・名店を、各店自慢のお酒とともに岸朝子が厳選して紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の魚料理[link] |