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鮨勝
【すしかつ】

東京五つ星の魚料理すし > 豊島区

戦後間もなく、二代目現当主・宮下友孝さんの父が開業して以来、店は当地を動いていない。周辺は大塚の三業地だから、昔は待合などへの仕出しも多かったという。でも今は「池袋と巣鴨のとげ抜き地蔵さんに挟まれて、谷間みたいな感じです」と、宮下さんはちょっと寂しそう。

三業地はだいぶ寂れたかわり、わざわざ遠くから訪れる客が増えた。それはもちろん、しっかり手をかけた主人のすしに惹かれてのこと。

「すし屋の仕事は握る前の仕込みに手間と時間がかかる」といいつつ、タコを揉むのもアワビやイカを煮るのも、玉子を焼くのも飯を炊くのもすべて自分一人。それだけ素材を知りつくしているから、にぎりはどれもしゃっきりと品がよく、ばらちらしは洗練と温かさが同居するやさしい味だ。自分の住む町に、ぜひあってほしいと思わせる1軒。


東京書籍
「東京五つ星の魚料理」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

かねます  割烹 やき蛤  のと半島 時代屋  

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【この辞典の書籍版説明】

「東京五つ星の魚料理」岸 朝子/選

寿司をはじめ、ふぐ・あんこう・まぐろ・あゆ・くえ・かになどの各専門店,日本各地の旬の地魚を味わえる郷土料理の店など、東京の魚料理の老舗・名店を、各店自慢のお酒とともに岸朝子が厳選して紹介。

出版社: 東京五つ星の魚料理[link]
編集: 岸 朝子/選
価格:1728
収録数: 256
サイズ: 20 x 12.2 x 2cm
発売日: 2008-12-01
ISBN: 978-4-487-80247-0