備前 さび助
【びぜん さびすけ】
【東京五つ星の魚料理】 郷土料理・地魚料理 > 港区
岡山県備前市出身のオーナー・日笠和喜子さんは備前焼との関わりが深く、店内には酒器などの小品を中心に、すべて作家もの、すべて販売OKの備前焼が数千点。ほかにも先々代が蒐集した古備前コレクションから、徳利だけを選んで展示している。寄せ木の床に抗火石の壁、潜りの半円アーチと、店は日笠さんが「イメージして造った」と語るとおり、登り窯そのままに細長く温かい。店名は、古田織部が命名した茶入れの名器「さび助」からいただいた。
サンマを除き魚介はすべて瀬戸内産(鮪は扱わない)。穴子やサワラ、黒鯛、ママカリ、タコほか、揚がった魚は岡山で朝4時に競りにかかり、翌朝店に届く。日笠さんが「瀬戸内海魚の刺身なら東京一」と自慢するのもムリはなさそう。瀬戸内の魚に合わせた酒がそろうなかで、珍しい燗用濁り酒「生酛のどぶ」をぜひ試してみたい。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の魚料理」岸 朝子/選 |
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寿司をはじめ、ふぐ・あんこう・まぐろ・あゆ・くえ・かになどの各専門店,日本各地の旬の地魚を味わえる郷土料理の店など、東京の魚料理の老舗・名店を、各店自慢のお酒とともに岸朝子が厳選して紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の魚料理[link] |