かねます
【かねます】
【東京五つ星の魚料理】 日本料理 > 中央区
小さな立食の店ながら、河岸の関係者と、食べること好きの一部マスコミ人には古くから知られてきた。早くに店を開いて早くに閉じるから、夏ならまだ日のあるうちに立錐の余地なし、なんてこともごく当たり前。日本料理を中心に修業した主人・前納広太郎さんが昭和36年に創業し、現在の仮店舗は3軒目だ(3年後に新ビルに移転予定)。
主人は客の目の前で、長く使ってすり減って、掌に納まるほどになった包丁を振るい、長男の洋一さんは、鍋の火加減、焼物の様子を見つつ、酒の注文に手早く応える。客は客同士、料理を受け渡ししたり醤油を回し合ったり。
小さな包丁、小さな板場から生まれる料理は、どれも思わず目をむくほど、見た目も味も完成された逸品ばかり。隣で飲んでいる河岸の職人が「そのエビはうちで卸したんだぜ」なんて話しかけてくることもあって楽しい。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の魚料理」岸 朝子/選 |
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寿司をはじめ、ふぐ・あんこう・まぐろ・あゆ・くえ・かになどの各専門店,日本各地の旬の地魚を味わえる郷土料理の店など、東京の魚料理の老舗・名店を、各店自慢のお酒とともに岸朝子が厳選して紹介。 |
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出版社:
東京五つ星の魚料理[link] |