▼夜明けから1日に4回の操業
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【旬のうまい魚を知る本】 >
漁場は東シナ海。漁労長の倉津さんは重徳丸12トンに乗り込み、通常は午前1時、遅くても午前3時には出漁する。漁場に到着するのが、夜明けの30分~1時間前。潮を見ながら日の出から12時まで操業して、その日のうちに帰港する。「以前は日没まで操業していました。でも資源保護を考えて、操業時間を6時間と船主たちで自主規制しています」。
漁法は打ち回し漁という一種の底曳網漁法。漁場に到着すると、ウキを打ちながら漁船を旋回させて、上から見ると菱形にロープを張って最後部に網を装着する。左右にはオモリのチェーンを結ぶ。およそ1ノットで走りながら、水深350~400メートルの海底を曳く。50分~1時間の操業で漁船を止め、両側に設置してある巻上機で、ロープとチェーンと網を船上へ巻き上げる。これを1日に4回操業する。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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