▼船頭流メゴチの刺身の作り方
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【旬のうまい魚を知る本】 >
釣人がそのヌメリゆえに毛嫌いするメゴチも、浜の人たちの手にかかれば苦もなく刺身になってしまう。やり方が理に適っている。まずヌメリを取り除き、腹を下にして尾のほうから背ビレに包丁を入れる。包丁が首まで進んだら、包丁を立て、腹の皮1枚を残して首を切る。包丁をそのまま入れておいて、左手で頭を持ってメゴチの体をひっくり返して、背を下にする。包丁の腹でメゴチの身を押さえて、左手で頭を左方向へ引っ張ると、なんと全身の皮がきれいにむけるのだ。次に腹の中を水洗いして水気を拭き取り、腹を下にしておく。中骨の左右にきっ先を立てた包丁をいれて、尾の近くで中骨を切り取る。あとは腹骨部分を切り取れば、これで刺身の出来上がり。尾の部分で二つの身がくっついているから、この尾を持ってワサビ醤油を付けて口に放り込む。
てんぷらなどで熱を加えると、メゴチの身はやわらかくなるが、生はぷりぷりでこりこり。濃厚だけど澄んだ味わいは、大きな魚にはない魅力がある。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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