▼産地ではセイコガニを好む
【】
【旬のうまい魚を知る本】 >
オスは甲羅の幅が15センチほどあり、メスは7~8センチ。メスは1年間卵を抱えてから産卵し、これを繰り返すことに栄養を使い、そのため成長が止まると考えられる。通常ズワイガニといえば、身がたっぷりと詰まっているオスをさし、メスは別の名で呼ぶ。都会ではこのオスが断然人気を集めるが、産地では少し様子が違う。たとえ身は少なくても、甲羅に張り付いた未成熟卵の内子、腹に抱いた成熟卵の外子の深い味を好むのである。メスはまた汁ものや鍋に利用すればダシもよく出る。石川県ではメスをコウバコ(香箱)ガニ、福井県ではセイコ(勢子)ガニと呼ぶ。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
|
季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
|
出版社:
旬のうまい魚を知る本[link] |