▼例年のサンマ漁は8月下旬の北海道東沖から
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【旬のうまい魚を知る本】 >
体つきが細くて長いことから、サマナ(狭真魚)と呼ばれていたものがサンマという魚名に変化したとされる。秋刀魚という漢字は秋が旬で、長く青く光る刀に似ることから当てられた。
サンマは季節とともに大きく回遊する。太平洋側のサンマは黒潮の勢力が強くなるにともなって北上し、エサのプランクトンが豊富な親潮水域へ移る。例年だと8月に千島列島東方海域に達し、そこから南下を始める。
日本海域でのサンマ漁は、8月下旬の北海道東沖から始まる。9月頃に三陸沖に移り、10月に常磐沖、銚子沖、11月に伊豆半島沖から紀州、四国、九州の沖へ。といっても北海道東沖に長くとどまる年もあり、サンマの魚群は気まぐれで、サンマ好きは毎年一喜一憂することになる。日本海のサンマは少ない。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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