▼殻ごと網の上で素焼きする豪快な漁師料理
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【旬のうまい魚を知る本】 >
一色のトコブシ料理は多彩である。「殻ごとの焼き物、殻ごとの含め煮、ゆでてからの刺身、五目めしなどをよく作ります。五目めしはお米といっしょに炊き込んでもいいし、ご飯とは別に醤油味で煮ておいて、あとで混ぜ合わせてもいいですね。トコブシの独特な香りがして、ここの人は大好きですよ」と手さぐり漁の女たち。焼き物は殻ごと網の上で素焼きするだけという小細工なしの豪快漁師料理。それだけに磯に打ち寄せる潮の香りと、小貝だけがもつ気のおけない滋味があふれる。含め煮は醤油と酒の煮汁でトコブシを殻ごとことことと煮る。ほかでは代えがたいほのぼのとした味わいに特色がある。
一色のトコブシ漁は4月から8月まで。9月にはいると身が細るため漁は行われない。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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