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▼出陣や凱旋の祝いに不可欠だった熨斗鮑
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旬のうまい魚を知る本 >

日本産アワビは古くから強精食品として喧伝されていたらしい。紀元前221年に中国を統一した秦の始皇帝は、不老不死アワビを手に入れるため、道士の徐福以下500人を日本に向かわせたという記録が残っている。日本では縁起物として珍重されてきた。アワビの身を乾かし、かんぴょう状にしたものを熨斗(のし)鮑といい、これは古くからの献上品だった。中世には武家の出陣や凱旋の祝いに熨斗鮑が用いられた。これがのちに簡略化されて、折りたたんだ紙の中に熨斗鮑の小片を入れるようになり、いつの頃からか折りたたんだ紙だけの熨斗袋になった。女が啖呵(たんか)を切るときの決まり文句「あんな男は熨斗を付けてやるよ」でおなじみのものだ。


東京書籍
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

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【この辞典の書籍版説明】

「旬のうまい魚を知る本」東京書籍

季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。

出版社: 旬のうまい魚を知る本[link]
編集: 東京書籍
価格:1836
収録数: 650匹232
サイズ: 18.6x13x2cm
発売日: 2002年8月
ISBN: 978-4487797776