▼日本海域のイカの中でも味は一、二を争う
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【旬のうまい魚を知る本】 >
イカの種類は地球全体で約300種類と多く、日本海域だけでも70~90種類が生息しているとされる。その中にはケンサキイカやヤリイカなど、思い出すだけでもほほがゆるんでしまう味のいい種類が少なくない。それでもイカ界の美味ナンバー1をあげるなら、北海道南部以南に広く生息するアオリイカの名をあげたい。
胴の長さ50センチ以上、重さ2キロを超える大型もあり、見栄えのよさも天下一品である。海の中では透明に近く、水揚げされると透明感のある灰色になり(このあいだに食べたい!)、さらに時間をおくと乳白色に変化する。幅広で円錐形の胴がコウイカによく似ているために混同されやすい。しかし一度でもさばいたことのある方なら知っている通り、胴の中にはコウイカ特有の石灰質の甲羅はなく、スルメイカ同様の(もっと大きいが)透明で笹の葉に似た軟甲を持っている。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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出版社:
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