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▼釣ったその日に食卓にのぼる日戻りガツオの醍醐味
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旬のうまい魚を知る本 >

カツオの多くは主に遠洋と近海で操業される旋網(まきあみ)漁及び一本釣り漁で漁獲される。旋網漁でとられたカツオは船内で冷凍され、冷凍ものとして流通するほか、かつお節や缶詰に加工される一本釣り漁によるカツオも、沿岸で漁獲されたもの以外は冷凍ものか加工品になる。この冷凍ものがあるから、われわれは四季を通して、カツオの味を気軽に楽しめるわけだ。
薩摩半島南端に位置する枕崎市(鹿児島県)は、旋網船と一本釣り船のカツオ水揚げ基地として広く知られるそんな土地のカツオ好きに特別にひいきにされているのが、曳縄漁により沿岸で漁獲される日戻りガツオ。多くは漁師一人が5トン以下の漁船に乗り込み、両舷と船尾から6~8本の仕掛けを流し、7ノット(時速約13キロ)の速度で走りながらカツオを釣り上げる。「朝まだ暗いうちから釣り始めて、その日の入札に合わせて午後3時までに戻ってくる。だから日戻りガツオというんだ。釣ったその日のうちに食べるだからじつにうまい。それに水温が低い沿岸まで寄ってきたカツオは、遠洋ものよりもずっと脂がのっているからな」と枕崎の曳縄漁30年というベテラン漁師は自慢した。


東京書籍
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

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【この辞典の書籍版説明】

「旬のうまい魚を知る本」東京書籍

季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。

出版社: 旬のうまい魚を知る本[link]
編集: 東京書籍
価格:1836
収録数: 650匹232
サイズ: 18.6x13x2cm
発売日: 2002年8月
ISBN: 978-4487797776