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ヒラメ
【東京雑学研究会編】

雑学大全生物の不思議 > 魚類

どちらも平べったくて、色や形もよく似ているのが、ヒラメとカレイ。両者に違いはあるのだろうか? あるとしたら、どうやって区別したらいいのだろう
体のどちら側に目がついているかが、見分けるポイントであるヒラメもカレイも、体の片方が黒っぽく、もう片方は白っぽい。目がついている黒っぽい方を表に、背びれを上にして置いてみて、左側に目のあるのがヒラメで、右側に目のあるのが、カレイである。「左ヒラメに、右カレイ」と、暗記してしまえばいい。
そもそも、ヒラメやカレイがこんな形をしているのは、海底で横倒しの姿勢になったり、砂地にもぐってじっとして暮らしてきたからである。普段は、砂地に似た黒っぽい方を上にして敵の目をごまかし、白っぽい方を海底につけている。ヒラメは、常に体の左側を上に、カレイは、右側を上にして、寝そべっているわけだ。
ヒラメもカレイも、先祖は普通の魚の形をしていたが、長い歳月を経て、体が海底向きに進化したのだ。
現在でも、どちらの魚も生まればかりの頃には、体を立てて普通の魚のように泳いでいる。だが、成長するにつれ、斜めに傾いて泳ぐようになり、次第に片方の目が移動して背中を越える。そして、海底生活を始める頃には、すっかり片側に寄ってしまう。
しかし、「左ヒラメに、右カレイ」の見分け方が通用するのは、日本近海に棲むヒラメとカレイだけで、例外もたくさんある。例えば、ヌマガレイはカレイなのに、目が左側についている。
ほかの見分け方として、「大口ヒラメの小口カレイ」というのもある。口の大きいのがヒラメ小さいのがカレイで、歯もヒラメの方が発達している。また、目のある側の色を比較するとヒラメには褐色や黄色の斑点があり、カレイは黒味を帯びた色をしている。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473