芋焼酎の基礎知識
【いもしょうちゅう】
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お湯割りの魅力を知る
現在ではじゃがいも、山いもなどの焼酎も造られるが、芋焼酎とはさつまいもを原料とする蒸留酒を指す。この芋(さつまいも)は、中南米を原産とするが、日本へはフィリピンから中国、琉球を経て伝わったといわれる。鹿児島へは18世紀初頭に伝わり、芋焼酎の歴史はそこから始まる。特に幕末の藩主・島津斉彬が奨励し、一躍鹿児島焼酎の代名詞となるほどの存在になる。
芋焼酎の楽しさは、種類豊富な原料にある。焼酎に最も適しているといわれる黄金千貫が主流だが、安納芋、紅東、綾紫、ジョイホワイト、蔓無源氏、大地の夢など、香りや甘さ、熟成向きといった個性を持つ品種がさまざまに開発され、それぞれの特性を引き出した銘柄が生まれている。
近年では、軽快で華やかなタイプから重厚で芋らしいコクを持ったタイプとバリエーションは豊富で、飲み方もさまざまだが、芋焼酎を飲むなら、お湯割りのおいしさを知るべきだろう。本場鹿児島では、6:4、5:5などに割って、45℃~50℃ぐらいの温度で楽しまれる。また、黒千代香など伝統的な酒器を使って、雰囲気ごと楽しむのも芋焼酎ならではの醍醐味である。
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【この辞典の書籍版説明】
「焼酎手帳」監修:SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会) |
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