アイラ
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【洋酒手帳】 ウイスキー > スコッチ
潮の香りとピート香がアイラの個性
スコットランド西岸沖、ヘブリディーズ諸島の最南端にある島。ほとんどの蒸溜所が海辺に建ち、熟成する際に潮や海藻などの香りが加わるのでヨード香がある。また、ピートが豊富に採れることから使用量が多く、ピート香が強烈でスモーキーなモルトが造られている。近年のピートがきいたモルトのブームにのって、世界中で脚光を浴びている。シングルモルトとしての人気に加え、ブレンデッド・ウイスキーに欠かせないアクセントとしてのアイラ・モルトの存在も大きい。
南部は強烈、北部は穏やかな味わい
島には全部で8カ所の蒸溜所がある。南部にあるカリラ、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグは、ピート香が強烈で通好みの味わい。北部のブナハーブンとブルイックラディは、比較的ピートが軽く飲みやすい。ボウモアは、アイラ島最古の蒸溜所。南部と北部の中間的な味わいで初心者にも受け入れやすい。西部のキルホーマンは唯一、海辺から1kmほど内陸にあり、ピート香が強い個性的なタイプ。2005年に新設され、今後が注目される。ちなみに、それまで一番新しいアイラは1881年創業のブルイックラディだった。
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「洋酒手帳」上田 和男 |
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ブランデー,コニャック.バーボンなど各種の洋酒を手帳サイズでコンパクトに紹介 |
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