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いひおほせて何かある
【】

名言名句の辞典6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず

名言名句
いひおほせて何か
ある
【解説】
 この言葉は、去来の師であった松尾芭蕉のものである。『去来抄』に、この言葉に達する経緯がみられる。巴風の句「下臥しにつかみ分けばや糸桜」(満開のイトザクラの根元に寝そべって、その垂れている枝に咲くサクラ花を、手でつかみ分けてみたいものだ)について、去来は、イトザクラの様子が十分にいいつくされていると評したが、師芭蕉が「表現しつくしたとてなんになる」とさとし、余韻・余情の欠如を指摘した。
 「いいおおせて何かある」は現代には通用しない言葉なのだろうか。
【作者】向井去来
【生没年】1651~1704
【職業】俳人
【出典】『去来抄』


あすとろ出版
「名言名句の辞典」
JLogosID : 14820744


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【辞典内Top3】

白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり  人生意気に感ず功名誰か復た論ぜん  人は人吾はわれ也とにかくに吾行く道を吾は行くなり  

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編集: 現代言語研究会
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発売日: 2008年4月
ISBN: 978-4755508141